PCT: プロセス・コントロール・ツール PCTモニターとPCTモジュール

PCTモニターPCTモジュール は工作機械上のプロセス・モニタリング用の1つのユニットとして設計されました。

  • PCTモニター上の操作プログラムはマシン・コントローラのPCにコピーされ、表示されたプロセス・データはPCTモジュールにより保存・モニターされます。
  • PCTモジュール・デバイスは、機械の制御キャビネットに設置され、プロセス・モニタリングを実行します。デバイスはプロフィバスかプロフィネットによって測定装置および機械制御システムに接続されます。

PCTモニター

PCTモニターは編集パラメーターやシステム・パラメータを調整し、SDカードに保存されたプロセス・データの表示・解析を行い、バックアップの作成・復元するためのPCTモジュールの操作プログラムです。プログラムは、マシン・コントローラのPC上およびWindowsオペレーティングシステム(WinXP以上)を搭載した任意のPC上で実行することが出来ます。

ミニ・ビューはPCTモニターを小さなウィンドウに縮小、確定位置に固定して機械操作プログラムにオーバーレイする支援機能です。

PCTモニターは17のプログラム言語に設定出来ます:独語、英語、フランス語、イタリア語、デンマーク語、スウェーデン語、ハンガリー語、中国語、スロバキア語、ポーランド語、ロシア語、スペイン語、ルーマニア語、ポルトガル語、ブルガリア語、ラトビア語、トルコ語。

PCTモジュール5.2プロフィネット

PCTモジュールはモニタリング・ストラテジーの助けを借りて測定信号を分析します。これらの信号は、最大8つの外部センサもしくはプロフィネットまたはプロフィバスを介して機械から直接受信します。測定信号は次の通りです。

  • デジタル信号 例 ドライブからのデータ:トルク、有効電力またはモータ電流 
  • またはアナログ信号 例 AEセンサーによる記録されたAE信号

プロセスの開始によりデバイスはデータの記録、進行状況のモニター、機械上の事象の報告やプロセス・データの保存を行います。

各モニター・サイクルは内蔵されたマイクロSDカードに保存され、いつでも表示することができます。PCT ファイルはファイル名に時刻データ (年/月/日)を含む固有のパスに保存されます。

これにより、明確で信頼性の高いログ記録が保証され、アーカイブ・ストレージが容易になります。メモリ数は数年間のプロセス・データ保存に十分対応可能です。

モニタリングに使用できるジョブは最大 250 個あり、このパラメーターはデバイスに保管され、PCT モニターで編集できます。バックアップにより全てのジョブのパラメーターはUSBスティックに保存・復元することができます。これにより、いつでも復元やひき続き操作開始が可能になります。PCTモジュール内のモニタリングはPCTモニターに接続せずに操作プログラムから独立して動作します。

PCTモジュール5.1プロフィバス

モジュール式カードのコンセプトによりプロフィバス・カードまたはプロフィネット・カードとのPCTモジュールを取得出来ます。モニタリング・ストラテジーとPCTモジュールの一般的な送出はCPUカード上で実行されているため、250ジョブの選択、パラメーター編集、バックアップ保存、マイクロSDカードに保存されたプロセスデータ等、同じままでした。機械とPCTモジュール間の送受信媒体のみがプロフィバスに変わります。

PCT モジュール 5.1 プロフィバス は 2008年以降PCT モジュール 4.3から取替え可能です。すべてのコネクタと端子番号とその機能は同じです。(ダイレクト交換)

PCTモジュール 4.3

PCTモジュール 3.3

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